VMware vSphereとは

VMware vSphereとは、VMware ESX/ESXiやVMware vCenter Serverなどの製品やオプション機能から構成されるソフトウェアスイート(特定用途向けに一まとめにされたソフトウェアパッケージ)の総称です。

VMware vSphereは仮想マシン機能を提供するVMware ESX/ESXiと、管理機能を提供するVMware vCenter Serverを中心に、下記のような製品やオプション機能から構成されます。

名称 機能概要
VMware ESX ハイパーバイザー
VMware ESXi(VMware vSphere Hypervisor) ESXの基本機能に限定した無償で使用できるハイパーバイザー
VMware vCenter Server(VMware VirtualCenter) 複数の仮想化システム(ESX/ESXi)を一元的に管理運用できる機能
VMware vSphere Client VMware ESX/ESXiやvCenter Serverを操作するためのアプリケーション
VMware VMFS 複数の物理マシン(ESX/ESXi)からの共有も可能な、クラスタ対応の独自のファイルシステム
VMware vMotion 稼働中のゲストOSを、他の物理マシン(ESX/ESXi)に手動で引継ぎできる機能(ライブマイグレーション)
VMware HA 稼働中のゲストOSを、物理マシン障害発生時に他の物理マシン(ESX/ESXi)に自動引継ぎできる機能
VMware FT 物理マシンの故障時における仮想マシンの継続性を実現する機能
VMware DRS 物理マシンリソースのゲストOSへの、動的な割り当てとバランシングができる機能
VMware vSphere Data Protection 稼働中のゲストOSのバックアップができる機能

※上記はVMware vSphereの一部です。

2013年現在、VMware vSphereの最新バージョンは5となっています。

このエントリーをはてなブックマークに追加