前回では、下図のようなLANを構築していくことを決めました。
次に、仮想化を行う対象を決め、
それを踏まえたネットワーク論理構成を決定していきます。
今回のLAN構築は、VMware ESXiによるサーバー仮想化の勉強を目的と定めているため、その要件を満たすためには、複数台のサーバーを仮想化対象にすることが必須となります。
ということで、WebサーバーとDBサーバーの2台を仮想化対象とします。
(そのために、仮想マシンを2台作成し、それぞれにサーバーOSをインストールし、2台のサーバーを構築することになります。)
また、VMware ESXi(VMkernel)を管理するためのインターフェイスも必要です。
管理用のインターフェイスは仮想マシンが使用するインターフェイスとは異なるものにするのが望ましいです。
さらにネットワークについても、仮想マシンが使用するネットワークと管理用のネットワークを分けた方が、セキュリティや運用上の観点などから望ましく、一般的です。
VMware ESXiへはvSphere Clientからアクセスし、vSphere Client上で仮想マシンの管理等を行うことになります。
そのため、管理用のネットワークにvSphere Clientを1台設置します。
それらを踏まえ、ネットワーク論理構成は下図のようなものとします。
ネットワークセグメント
セグメント名 | 概要 |
---|---|
サーバーセグメント | 各種サーバーを設置するセグメント |
クライアントセグメント | クライアントPCを設置するセグメント |
管理用セグメント | 仮想化環境を管理するためのセグメント |
次回はネットワーク物理構成と機器のサイジングについて考えていきます。