iptablesを無効にする

iptablesとは、Linuxに実装されたパケットフィルタリングおよびネットワークアドレス変換 (NAT) 機能の設定を操作するコマンドのことです。
つまり、iptablesはLinuxサーバーのファイアウォールとなり、不正、不要なパケットを破棄してくれます。

CentOSは無償で使えますが、企業向けのOSという位置づけであり、セキュリティ上必須であるiptablesはデフォルトで有効になっています。

そしてここからが本題なのですが、iptablesの設定は難しいです。
練習でサーバーを構築していく途中、うまく動くはずなのに、動かない。
となり、はまってしまうことが多々あるわけですが、その原因がiptablesだったということは多いです。
一度に複数のことを並行して学習していくのもひとつの方法ですが、そうでない方が効率が良いということはあります。

ということで、今回は始めからiptablesを無効にしておきます。

当然ですが、実際にサービスを提供する本番環境であれば,iptablesの設定もしっかり行う必要があります。

まずは、suコマンドで管理者ユーザーになります。

#su -

次に、iptablesの状態を以下のコマンドで確認しておきます。

# /etc/init.d/iptables status

iptablesを停止するには、iptables stopコマンドを実行します。

# /etc/init.d/iptables stop

iptables stopコマンドを実行しただけでは、一時的にiptablesが無効になっただけで、OSを再起動したときにiptablesが起動してしまいます。
OS再起動後もiptablesを起動しないようにするには、chkconfigコマンドで設定します。

# chkconfig iptables off

逆に、iptablesを有効にするには以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/iptables start
# chkconfig iptables on

これで、OS再起動後もiptablesは起動するようになります。

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